清水真哉のホームページ・廃棄物問題


古紙のリサイクルに関して、トイレットペーパーとして再生していますということが多すぎる。
紙の質には段階があって、最上質のOA紙から、新聞紙、雑誌、段ボール紙を経て、最も質の低い物としてトイレットペーパーがある。
水洗トイレで流してしまえば再生のしようがないから、トイレは紙の墓場とも言える。
なのに上質OA紙をトイレットペーパーにしてしまって、環境に好いことをことをしていますという話が当たり前になっている。
上質紙はまず低質OA紙として再生、その後に新聞や雑誌にし、雑誌などにも使えなくなった紙を最後のお勤めとしてトイレットペーパーにするのがあるべき姿である。
市民としては極力低質の雑古紙再生のトイレットペーパーを買うのが環境のために良いことである。
2009/2/1

共働学舎 トイレットペーパーはここで買いましょう。


使い捨ての100円ライターを発明した人は、これで世の中を便利にしたと得意であったろう。
大変な利益も得たに違いない。
しかしそれがゴミになった後のことを考えたであろうか。
ゴミ処理の平易さという点では、マッチの方が断然優れているのである。
2007/6/12


人々はティッシュペーパーを使い過ぎである。
台拭き代わりにティッシュを使う人がいるのには驚く。
もっと呆れた話には、テレビで国会質疑を観ていたら質問者が何かの話で、
「悲しくて涙が止まらず、ティッシュ一箱使ってしまいました。」
と言っていたのには絶句した。
泣く時にはティッシュではなくハンカチを使え!
2007/4/8


近頃町に定食屋が復活しつつあるようだ。
これで、ほか弁やコンビニ弁当のような使い捨てのプラスチック容器の使用が減っていけば望ましい。
2007/4/8


最近、お菓子や乾物の中に、透明のプラスチックトレイが入れられることが非常に多い。
商品のせんべいが割れるのが嫌なのかな、などと使用目的が推察できるものもあるが、意味不明なものも少なくない。
レジ袋で騒いでいる市民団体などは、ここにもっと突っ込むべきではないのだろうか。
2007/4/8


シュレッダーを使うな!

個人情報保護法の施行の副産物として、シュレッダーの使用が増えていると聞く。
しかし、シュレッダーで裁断された紙は、繊維が細かくなってしまっていて、紙として再生することがもはや出来ない。
上質のOA紙をリサイクルせずに焼却してしまうとは、大変な資源の無駄である。
個人情報保護という理念は理解するとしても、対応法として、紙を切り刻むだけとは、あまりにお粗末である。資源保護は、劣らず重要な課題であるのだから。

次の物が、良いか悪いかは分からないが、個人情報保護と資源保護が両立する 対応策を見つけるべきである。

内田洋行ECOBOX

全国RDVシステム協議会

個人情報が含まれている文書の廃棄処理

2005/9/15


ドイツで売られているブラシ部分取替え可能歯ブラシ。(写真1写真2
これが歯ブラシの標準形になるべきである。
2005/9/4


自治体および業者による資源回収の古紙の定義は狭すぎる。
新聞、雑誌、ダンボールにとどまらず、包装用の紙箱、封筒、ビラ、チラシの類も含めるべきである。
可燃物の中に紙ごみは入れるべきではない。
2004/4/18


家庭や居酒屋での鍋料理がたいていカセットコンロでされるようになったのは、廃棄物問題という点からして極めて遺憾なことである。
カセットコンロはゴミの量を増やすばかりでなく、回収時に危険を伴う。
最近の住居は都市ガスで鍋をしようにも、ガス口(くち)が用意されていない。
日本の住居はガスで安全に鍋が出来る設備を標準装備すべきである。
2004/4/18


私は日本酒と焼酎は原則として一升瓶で買うことにしている。
なぜなら一升瓶はリユースされており、四合瓶はリユースされていないからである。
しかし酒造業界はなぜ四合瓶をリユースしないのであろうか。
一升瓶、ビール瓶がリユースできて、四合瓶だけリユースできない理由はどこにもなかろう。
要は酒造業界の怠慢である。
またこうした問題について積極的に発言する政治家がいないというのも嘆かわしい話である。
2004/3/13


私が酒屋で地ビールを買わなくなったのは、味に不満があるからでも値段が高いからでもなく、それがワンウェイ瓶で売られ、リユースされていないからである。
2004/2/29


大手家電量販店の福岡市内の店舗が、家電リサイクル法に基づいて収集した廃家電を北朝鮮などに輸出していたとして問題になっている。
消費者から廃棄に要する費用を預かっていながら、廃家電を中古品として売り捌いていたのは確かに筋が通らない。
しかし物がまだ実用に耐え得るのなら、それを分解してしまうのでなく、再使用に回す方が資源の有効利用という観点からは理に適っている。
リサイクルよりリユースと言われる通りである。
廃家電の受け取り時に再使用か分解リサイクルかを判断し、再使用なら引き取る側が金を払うべきであろう。

2004/2/14


プレーンヨーグルトを割りと食べるのだが、食べ終わった後の容器をごみ箱に捨てる度に、ドイツでだったらリユース壜で買えるのにと残念に思う。日本では牛乳さえ壜では買えない。もっとも日本はドイツほど乳製品の消費量がなく、さらに生産地が北海道等に偏在しているなど、リサイクルのシステムを確立し難い理由もあるのかも知れない。
しかし醤油はどうであろうか。暫く前まで醤油や味醂は一升瓶で買え、一升瓶は再使用するための静脈流通経路が存続していた。ところがいつのまにか醤油も味醂もペットボトルで販売されるようになり、一升瓶は探しても見つからなくなってしまった。資源回収のシステムも崩壊してしまっていることであろう。
日本という国が、いかに省資源のための努力をしていないかがよく分かる。
一言付言しておくと、ペットボトルのリサイクルとは嘘八百のまやかしである。

またドイツではミネラルウォーターも再使用される壜で購入することができる。
もっとも私は個人的には日本でもドイツでも飲料水を商店で購入するということはしない。水道水を飲めばよいと考えているからである。
水道水の安全性を100%信頼し切っている訳ではないが、どこかの山間(やまあい)から汲み出した水を瓶詰めして商品化し消費地まで運搬することから来る環境負荷を考慮したら、水道水で満足するべきと考えているからである。
2003/04/13

ところで私は、醤油は生協で買うことにしている。私の知る限り、醤油をリユース壜で買えるのは今や生協だけだからである。
2003/12/20


100円ショップ。
プラスチック製品使い捨て文化の殿堂。

2003/04/08


ラジカルゴミ減らし論

生ゴミ処理機

ドイツゴミ事情

ドイツの量り売りの店 Vom Fass

(日本でも宝酒造 が焼酎、ウィスキー、ブランデーなどの量り売りを始めています。)


古紙

私が紙を買っているメーカー

共働学舎 (トイレットペーパーを買っています。)

紙叶(大学の授業で使うプリント用の紙を買っています。)


代々木公園で開催されたアースデイに参加して、一句。

雨のアースデイ、塩化ビニールの花が咲き

2002/04/21


杉並レジ袋税について。これはゴミ問題の矮小化でしかない。買い物袋を持参すれば、レジで袋をもらわなくて済む。しかし消費者の側でどうにもしようがないのが、商品を直接包んでいる包装である。本来はここに課税する必要があるのだ。
2002/03/22


清水真哉の環境問題

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